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ども、トモキッチン(@tomo_kitchen883)です!
今回は「牛肉」「ごはん」「コーン」「バター」を使って、『フライパンdeビーフペッパーライス』を作ってみました。
牛肉の旨味が染み込んだ旨味ライスが味わえるビーフペッパーライス♪焼いた牛肉にライスをのせるだけの簡単料理です。ジュ~っと焼ける牛肉の音とフワ~っと香るタレの焦げた匂い食欲をそそり、口いっぱいに頬張れば・・・幸せです♪そんな幸せを仕事帰りに味合わせてくれる最高の1品です。
今回作った『フライパンdeビーフペッパーライス』には、牛肉をたくさん使っています。あまり知られていませんが、実は牛肉には、3つのすごい栄養があるんです!
牛肉の栄養や効果をチェックすれば、今晩の料理や献立から栄養素をバランスよく摂取することができるようになります。そして、あなたの健康を保つことに役立てていただけたら嬉しいです。
あなたの知らない『牛肉』のこと
牛肉は「食肉小売品質基準」によって部位が定められています。
①肩ロース ②肩 ③リブロース ④ヒレ ⑤ばら ⑥サーロイン ⑦らんぷ ⑧もも ⑨そともも(標記した部位は参考で、他にもまだまだあります)
牛肉は、サシ(霜降り)が入り柔らかくて濃厚な味わいの部位から、肉本来のうま味を感じられるさっぱりとした味の部位まで、牛肉は部位ごとの特徴がはっきりしています。それぞれの特徴を活かした調理をすることで、より美味しく食べられます。
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イチボ
お尻から腰にかけての肉の中でも、でん部にあたる柔らかい部分がイチボです。イチボは部分によって肉質が異なります。
サーロイン側は霜降りが多く甘味があり柔らかいので、焼き肉として人気です。外もも側は筋肉質で硬めですが、赤身と霜降りのバランスが良いので噛むほどにうま味が感じられます。
焼き肉の他にも、ソテーやシチューなどの煮込み料理にも適しています。
ミスジ
肩甲骨の内側に位置する肩肉の一部で牛一頭から3㎏ほどしか取れない希少部位です。
肩周りはよく動かす筋肉のため、硬い肉質になりがちですが、ミスジだけはあまり動かないので、霜降りが入り柔らかい肉質になります。脂の口溶けがよく、独特の食感と風味が味わえます。
上質な赤身と細やかな霜降りで幅広い用途に適していますが、肉のうま味と甘味をあっさりいただけるのでステーキで食べるのがおススメです。ただし、ミスジは水分量が少なく、加熱しすぎるとパサパサになってしまうので注意が必要です。
シャトーブリアン
最高の肉質を誇るヒレ肉の中でも、中心部に位置する気象部位がシャトーブリアンです。牛一頭から600gほどしか取れないため、幻の部位と言われています。
牛の筋肉のなかでも、ほとんど動かされることがないので、赤身にもかかわらず非常に柔らかい肉質となっています。分厚くカットしても硬くならず、ステーキでミディアムレアに仕上げると、その特徴を最大限に活かして味わえます。
家で調理する場合は、ホットプレートなどを使って低温でじっくりと焼き上げることがコツです。
『牛肉』の栄養素とその効果
牛肉の栄養素「タンパク質」とその効果
肌はタンパク質を材料に作られているので、美肌作りのためには牛肉などのお肉が必要不可欠です。さらにビタミンCも合わせて摂取することで美肌効果はより高まります!ピーマンやブロッコリー、キウイフルーツ、レモンなどはビタミンCが豊富に含まれているので、牛肉と一緒に食べることをおすすめします。
また、必ずしも牛肉と一緒に調理する必要はなく、牛肉を食べた後にデザートとしてキウイフルーツを食べるなど、献立を少し工夫するだけでも効果的です。
夏場は特に日差しでビタミンCが損なわれやすいため、ビタミンCを意識して多く取ることが大切です。タンパク質やビタミンC、鉄分は体内でコラーゲンを作り出すとても重要な材料です。
牛肉の栄養素「ビタミンB群」とその効果
ビタミンと聞くと野菜や果物のイメージがありますが、牛肉も良質なタンパク質を含んでいるためビタミンB群を多く含んでいます。
エネルギーを作り、代謝に不可欠なビタミンB群。B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンが含まれています。
牛肉全体としてのビタミン含有量はそれほど高くはないのですが、内臓肉(ホルモン)はビタミンやミネラルが豊富。特に栄養を蓄える器官でもあるレバーには、ビタミンB群が豊富に含まれており、そのほかの食材と比べてもトップクラスです。
ビタミンB6は皮膚、毛髪、粘膜、爪などの細胞を再生させる働きを助けます。ビタミンB群のなかでもタンパク質の代謝に関わり積極的に摂取したい栄養素です。
ビタミンB12は不足すると、赤血球が減少し貧血が起きやすく、疲れやすくなってしまいます。ナイアシンは不足すると頭痛や食欲不振、便利、下痢を起こす原因にもなります。
このようにビタミンB群は美容や疲労回復に効果があり、野菜や果物だけでは不足しがちなビタミンを補えるので積極的に摂取したい栄養素です!
牛肉の栄養素「脂肪」とその効果
脂肪は3大栄養素の1つとして有名で、健康な体づくりに欠かせない栄養素です。脂肪の働きは大きく4つあり、生命活動を支えるとても重要な栄養素です。
1)ビタミンA・D・Eなどのビタミン吸収を助ける
2)体のエネルギーとなる
3)細胞膜やホルモンの構造を作る
4)内蔵を守るクッションの役割をする
牛肉の脂肪には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の両方が含まれています。健康的な体づくりのためには、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸をバランスよく摂取することが大切です。
『牛肉』の栄養素とその効果まとめ
『牛肉』の選び方
牛肉を選ぶ時のコツは3つです!
白に近い赤い色の『鮮紅色』である
若い牛の牛肉ほど淡い赤色をしており、老牛や体調が良くなかった牛の牛肉は濃い赤い色をしています。また、色だけでなく、見た感じ乾いていない艶のある肉を選ぶのがポイントです!
酸化が進んでいくと褐色に近いくすんだ色になっていきます。これは、これは牛肉が劣化していっているお肉なので注意しましょう。
ただし、牛肉同士が重なっている部分が黒くなっている場合がありますが、この場合は問題ありません。実は牛肉はもともと少し黒い色をしており、切り分けた後に空気に触れることによって鮮やかな赤い色に変色していきます。
脂肪の色が白に近い『乳白色』である
実は脂肪の色はとても重要です。良い脂肪の牛肉はそれだけ美味しい牛肉と言っても過言ではありません。なぜなら良質な脂肪は香りが良く、口当たりに影響を及ぼすからです。
いい牛肉の脂肪は白に近い乳白色をしています。こちらも白に近いほうがよく、黄色がかっていたりするものは品質が劣ります。また、脂肪の部分が厚くて固いものはあまりいい肉ではないので選ばないようにしましょう。
サシはキメが細かく、脂身と赤身の境界がはっきりしている
サシの入りかたがキメ細かければ細かいほど良質な牛肉です。もう一つのポイントは、脂身と赤身の境界がはっきりしているかどうかということです。境界がはっきりしているものは新鮮な証拠で、逆に境界がぼんやりしているものは鮮度に難ありです。
同じ脂の量なら大理石模様のようにサシがきめ細かく入っているお肉の方が柔らかくて美味しいです!
『牛肉』の冷凍保存方法
牛肉はさまざまな部位や切り方のものが売られていますが、どの部位や切り方のものであっても冷凍保存する場合には、共通した保存のコツが3つあります。また、他の食材を冷凍する時にも活用できるコツなので、是非お試しください。
空気に触れさせない
牛肉は空気に触れると酸化が進み劣化していきます。冷凍する際は、できるだけ空気に触れさせないことが大切です。スーパーなどで売られている牛肉はパックに詰められていることが多いですが、そのまま保存すると酸化が進んでしまうので避けましょう。牛肉をパックから取り出してサランラップなどに包み、保存容器に入れるのがおすすめです。
購入後はできるだけ早く冷凍する
冷凍するまでに時間がかかると、牛肉の持っている旨味が失われてしまいます。購入後はできるだけ早く冷凍しましょう。また、鮮度も落ちてしまうので、一度冷蔵庫に入れてから冷凍庫に移すのは避けましょう。冷凍庫に急速冷凍機能が付いている場合は、機能を活用することがおすすめです。機能がない場合は、金属製のトレーや保冷材などを使えば早く冷凍できるので試してみて下さい。
表面の水分を拭き取る
スーパーなどで売られている牛肉のパックなどには赤い水分がたまっていることがあると思います。これは肉のうまみや栄養・水分が抜け出たもので、ドリップ液と呼ばれています。ドリップ液がついたままにすると臭みの元になってしまいます。臭みを減らすために、冷凍する前に表面の水分をしっかりと拭き取りましょう。
『牛肉』が主役の大満足おかずレシピ
トモキッチンブログのレシピの中でも人気のレシピ達です♪
『牛肉』の栄養や効果、特徴をチェックすることはできましたか?
チェックした栄養や特徴が、あなたの今晩の料理や献立、健康を保つことに役立ってくれたら、とても嬉しいです。
お待たせいたしました。それでは、さっそく『フライパンdeビーフペッパーライス』に必要な材料と作り方をご紹介します。

◆材料
- 牛肉(薄切りなど) ・・・ 200g
- ヨシダソース ・・・・・・ 大さじ4
- ごはん ・・・・・・・・・ 2膳(1人1膳)
- バター ・・・・・・・・・ 20g(1人10g)
- コーン ・・・・・・・・・ 適量
- 小ネギ ・・・・・・・・・ 適量
- 粗びき黒コショウ ・・・・ 適量
◆作り方
❶下準備
- 小ネギ[適量]は輪ゴムなどで束ねてから細かく切ります。
❷調理
- フライパンに分量外のサラダ油[小さじ1]を引いて中火で熱し、牛肉[200g]を炒めます。(焦がさないように火を調整しながら炒めて下さい)
- 火加減を弱火にしてから炒めた牛肉をフライパンの周りに避けて、真ん中にごはん[2膳(1人1膳]を入れます。(ご飯はお茶碗を使って丸いドーム型にすると、お店っぽくて見た目もUPです)
- 上からコーン[適量]と小ネギをのせてから火加減を強火にして、ヨシダソース[大さじ4]を回しかけます。
❸盛り付け
- 粗びき黒コショウ[適量]をふりかけてバター[20g(1人10g)]をのせたら出来上がりです。
- 食べる時には全体をよく混ぜ合わせながら召し上がって下さい。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。よろしければ、また違うレシピでお会いいたしましょう。それでは皆様、本日も1日Let’s クッキング♪
牛肉には、その他にもたくさんの栄養素があります!
紹介しきれなかった栄養素たちを下記に書き込んでおきますので、参考にしていただけると嬉しいです。
牛肉には鉄分が豊富で、特に赤身のモモ肉に多く含まれています。鉄分の役割は赤血球を作ることです。鉄分が不足すると貧血やめまいにつながるため、特に女性は意識して摂取したほうがいいです。鉄分は、牛肉を始めとする動物性の食べ物に多く含まれる「ヘム鉄」と、植物性の食べ物に多く含まれる「非ヘム鉄」の2種類にわけられます。ヘム鉄は、非ヘム鉄と比べて吸収率に優れており、7倍もの吸収率ともいわれています。
野菜や貝類など、非ヘム鉄を多く含む食材を食べているのに体調が悪いという人は、牛肉などヘム鉄が多い食材も選ぶといいですよ。また、ヘム鉄は体内への酸素循環効率を高め、疲れにくい体を作るのにも役立ちます。
牛肉には、亜鉛も含まれます。亜鉛はタンパク質の分解や構成に関わる栄養素であり、新陳代謝を助ける役割を果たしています。亜鉛を摂らずにいると体のいたる部分で不調を感じやすくなります。たとえば、肌や髪を美しく保つためには、亜鉛をしっかり摂取する必要があります。
また、皮膚炎や脱毛につながったり、味覚異常が起きたりするケースもあります。お酒をよく飲む人は、亜鉛が不足しやすいとされています。お酒を分解する酵素は亜鉛から作られているのですが、アルコールの利尿作用で亜鉛が排出されやすくなります。
マグネシウムも牛肉に含まれます。マグネシウムは歯や骨を作るために欠かせない栄養素です。カルシウムを吸収するためには、同じくらいのマグネシウムが必要であるとされています。どちらか一つの栄養だけで十分というわけではないので、バランスよく摂ることが大事です。
また、マグネシウムは、筋収縮を制御したり、血圧を下げたりといった役割も担っています。マグネシウムが不足すると、筋肉に痙攣が起きたり、高血圧につながったりということも知られています。