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ども、トモキッチン(@tomo_kitchen883)です!
今回は「もやし」「豚こま切れ肉」「キムチ」「ニラ」「温泉卵」を使って、『温玉とろ~り♪豚キムチ丼』を作ってみました。
シャキシャキのもやしとニラ。そして、豚肉の旨味がギュッと詰まった豚キムチをご飯の上にドンッとのせました。汗が滝のように出るけど箸は止まらない美味しさ!!そして、丼ぶりの中央に君臨される温泉卵!こちらを崩しながら全体をマイルドに仕上げて口いっぱいにかきこめば、幸せが広がること間違いなしです!
今回作った『温玉とろ~り♪豚キムチ丼』には、もやしをたくさん使っています。あまり知られていませんが、実はもやしには、3つのすごい栄養があるんです!
もやしの栄養や効果をチェックすれば、今晩の料理や献立から栄養素をバランスよく摂取することができるようになります。そして、あなたの健康を保つことに役立てていただけたら嬉しいです。
あなたの知らない『もやし』のこと
『もやし』は、漢字で『萌やし』と書きます。漢字の意味から種から芽が出ることを表していて、本来は特定の野菜を指す言葉ではないそうです。
広い意味では、「かいわれ大根」や「豆苗」、「アルファルファ」、「ブロッコリースプラウト」などの発芽野菜も『もやし』に相当すると言われています。
一般に『もやし』と呼ばれている野菜は、大豆や緑豆などの豆類を発芽させたもので、光を遮断した容器の中で、水だけで育てられるのが特徴的です。
温度や湿度などがしっかり管理された場所で、自然環境の影響を受けずに生産されるので、常に安定した価格と品質が保たれているそうです。
現在、国内に流通している『もやし』は、「緑豆もやし」「ブラックマッペもやし」「豆もやし」の3種類です。全国のもやし生産量の約9割は緑豆もやしが占めています。西日本では細身の「ブラックマッペもやし」が好まれています。 『もやし』の原料となる豆類の種は、良質なタンパク質や脂肪、炭水化物の宝庫です!
発芽して、『もやし』になる過程でこれらの成分が分解され、もともと含まれていなかった栄養素が生成されていきます。栄養成分的には、「緑豆もやし」も「ブラックマッペもやし」も大きな差はありません。注目するのは、「豆もやし」に含まれる栄養成分です。各栄養成分が他の『もやし』に比べて2倍以上含まれています。
『もやし』の栄養素とその効果
『もやし』の栄養素「カリウム」とその効果
『もやし』には、「カリウム」も豊富に含まれています。 「カリウム」はミネラルの一種ですが、ビタミンと同様に人間が体内で作れないので、食事などからバランスよく摂取することが大切になってきます。
「カリウム」には、食塩に多く含まれるナトリウムとのバランスを整える働きなどがあります。授乳中の人などは、「カリウム」が不足しがちとも言われていますので、意識して摂って頂きたい栄養ですね!
『もやし』の栄養素「カルシウム」とその効果
「カルシウム」も『もやし』に多く含まれるミネラルのひとつです。「カルシウム」は、乳製品や小魚などに多く含まれることで知られています。しかし、それらを食べるのが苦手な人も、『もやし』から摂ることができます!!
「カルシウム」は、不足するとイライラしたり、骨粗相症などの病気のリスクが高くなってしまうので、成長期の子どもや骨粗相症にかかりやすいと言われる中高年期の女性の方には、欠かせない栄養素なので、しっかり摂って頂きたいですね♪
『もやし』の栄養素「アスパラギン酸」とその効果
「アスパラギン酸」は、『もやし』に多く含まれるアミノ酸のひとつです。 「アスパラギン酸」は、利尿作用があり、有害なアンモニアを体外へ排出し、中枢神経系を保護してくれます。また、カリウムやマグネシウムを細胞内に運び、疲労物質である乳酸をエネルギーに変える手助けをしてくれるため、疲労回復にも効果があります。そして、うま味を持つアミノ酸として、様々な食品にも含まれています。
「アスパラギン酸」は、カルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルを細胞に運ぶ役割もあるため、ミネラル類と一緒に食べるとより効果的ですよ♪
『もやし』の栄養はどこにあるの?
『もやし』の部位は、「軸(白い部分)」と「ひげ根」、「子葉(薄黄色の部分)」や「豆」から構成されています。そのうち、栄養が多く集まっていると言われているのは「子葉」や「豆」の部分になります。
特に豆もやしの「豆」の部分には、タンパク質やイソフラボンが豊富に含まれています。
料理の触感や見栄えをよくするために「ひげ根」を取り除いたり、あらかじめ「ひげ根」が除去された「根切りもやし」というものがありますが、実は「ひげ根」には食物繊維がたっぷり含まれているので、栄養面から考えると「ひげ根」は取らずにそのまま食べるのが健康にいいです。
ヘルシーな『もやし』はダイエットにも効果あり
『もやし』のカロリーは、100g当たりにわずか15~30kcal(角砂糖の13分の1)低カロリーなのにボリュームたっぷりなので、主食をもやしに置き換えたり、いつもの料理を『もやし』で”かさ増し”することで摂取カロリーをコントロールすることもできます。
糖質も100g当たり0~1.3g(お米の30分の1)なので、糖質制限ダイエットにも効果的です!お通じを改善する食物繊維や体内の水分を排出するカリウム、代謝をアップさせるビタミンB群やアスパラギン酸などの栄養分も痩せやすい体へ近づけてくれます。
『もやし』と相性がいい食材と組み合わせ
『もやし』は、動物性タンパク質と組み合わせると、料理の栄養価が格段にアップします!
例えば、ビタミンB群がたっぷりの『もやし』は豚肉と合わせることで、疲労回復効果がグッと上がる食べ合わせです。完全栄養食と呼ばれている卵も『もやし』との相性がよく、卵に含まれていない食物繊維とビタミンCを『もやし』が補うことでバランスよく栄養を摂取することができます。
また、ニラやにんじんなどの緑黄色野菜ともやしの組み合わせも鉄板。緑黄色野菜が『もやし』に含まれていないβカロテンを補い、料理に彩りもプラスしてくれます♪
『もやし』が主役の大満足おかずレシピ
トモキッチンブログのレシピの中でも人気のレシピ達です♪
もやしの栄養や効果、特徴をチェックすることはできましたか?
チェックした栄養や特徴が、あなたの今晩の料理や献立、健康を保つことに役立ってくれたら、とても嬉しいです。
お待たせいたしました。それでは、さっそく『温玉とろ~り♪豚キムチ丼』に必要な材料と作り方をご紹介します。
◆材料
- 豚こま切れ ・・・・・・ 250g
- ご飯 ・・・・・・・・・ 2膳
- キムチ ・・・・・・・・ 100g
- もやし ・・・・・・・・ 1袋
- ニラ ・・・・・・・・・ 1/2束
- 温泉卵 ・・・・・・・・ 2個
- ごま油 ・・・・・・・・ 大さじ1
- 醤油 ・・・・・・・・・ 大さじ1
- 料理酒 ・・・・・・・・ 大さじ1
- コチュジャン ・・・・・ 小さじ2
- 輪切り唐辛子 ・・・・・ 適量
◆作り方
❶下準備
- ニラ[1/2束]は3㎝幅に切ります。
❷調理
- フライパンにごま油[大さじ1]を引いて熱し、豚こま切れ[250g]を入れて炒めます。
- キムチ[100g]ともやし[1袋]、ニラを入れて炒め合わせます。
- しんなりしてきたら醤油[大さじ1]、料理酒[大さじ1]、コチュジャン[小さじ2]、輪切り唐辛子[適量]を加えて混ぜ炒めます。
❸盛り付け
- 器にご飯[2膳](1人1膳)を盛り、温泉卵[2個](1人1個)をトッピングすれば出来上がりです。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。よろしければ、また違うレシピでお会いいたしましょう。それでは皆様、本日も1日Let’s クッキング♪
もやしには、その他にもたくさんの栄養素があります!
紹介しきれなかった栄養素たちを下記に書き込んでおきますので、参考にしていただけると嬉しいです。
もやしの栄養成分であるビタミンCやビタミンB1は、水に溶けやすい性質があります。お湯で茹でてしまうと水に溶けだしてしまうので、炒め物が特におすすめだと思います!
また、もやしは種類によって味や食感も異なるので、使う料理やその日の気分によって種類を変えて楽しむこともできますよ♪豆もやしは、豆ともやしの2つの食感を楽しむことができますし、ブラックマッペはしっかりとした食感が特徴です。緑豆もやしは、味にくせがなく様々な料理に合わせることができます。