白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮

白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮
Miso Butter Chicken & Napa Cabbage

白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮

白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮
調理時間:約30分 材料費:約200円/人

こんにちは!トモキッチン(@tomo_kitchen883)です!
寒い日にぴったりな、白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮をご紹介します。
とろっと甘い白菜に、じっくり煮込んだ手羽元の旨みがしみ込み、
味噌とバターの香ばしさが重なって、まるでポトフのようなやさしい味わいに仕上がります。

スプーンを入れた瞬間、口いっぱいに広がるコクと香り。
体の芯からほっと温まる、冬の定番あったかレシピです。

フライパンひとつで簡単に作れるから、忙しい日や疲れた夜にもおすすめ。
ご飯にもパンにも合う、旨みたっぷりの簡単おかずです。
今夜は、味噌とバターの風味で心まで満たされる一皿をどうぞ。

The Story Behind This Recipe

レシピができたきっかけ

11月初旬の休日。
外の空気がひんやりとしていて、「あたたかい料理が食べたいな」と思った日でした。

この日はなんとなく鶏肉の気分。
でも、いつもの唐揚げや炒め物ではちょっと違う。
「もう少しやさしくて、じんわり温まるような一品がいいかも」――
そう思って冷蔵庫をのぞくと、そこには大きな白菜がひと玉。

「鶏肉と白菜を一緒に蒸し煮にしたらおいしそう」
そんなひらめきから、この白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮レシピが生まれました。

鶏もも肉でも作れるけれど、
やっぱり“かぶりつき感”を楽しむなら手羽元がぴったり。
味つけは迷わず、味噌×バターの黄金コンビに決定。

味噌のコクとバターの香ばしさが重なり、
白菜の甘みと手羽元の旨みがとろけるように広がります。
冷えた体をじんわり温めてくれる、冬の始まりにぴったりのあったかレシピ

フライパンひとつで作れる簡単蒸し煮なので、
忙しい日やゆっくり過ごしたい休日にもおすすめです。

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How to cook

作り方

◆材料(3〜4人分)

手羽元 … 8本
白菜 … 約650g(1/2玉ほど)

[A]合わせ調味料
・味噌 … 大さじ3
・みりん … 大さじ3
・酒 … 大さじ2
・オイスターソース … 大さじ1
・鶏がらスープの素 … 小さじ2
・にんにくチューブ … 小さじ1

仕上げ用

  • バター … 大さじ2
  • 青ネギ(小口切り) … お好みで

◆Tomo Kitchen’s Note

  • 手羽元は下茹でしてから蒸し煮に。全体の味がよりまろやかにまとまります。
  • 白菜は芯と葉を分けて加える。 食感と甘みをいかせます。
  • 味噌とバターは最後に。 香りとコクをふんわり引き立てます。
準備
白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮

白菜(約1/2玉・650g)は芯と葉を分けて切ります
芯は斜めに薄く切って火を通りやすく
葉は食べやすい大きさにざく切りにします。

白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮

続いて、下味をつけます。
大きめのボウルに手羽元を入れ、

A(合わせ調味料)

  • 味噌・みりん … 各大さじ3
  • 酒(無塩) … 大さじ2
  • オイスターソース … 大さじ1
  • 鶏がらスープの素 … 小さじ2
  • にんにくチューブ … 小さじ1
白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮
じっくり蒸し煮

**ダッジオーブン(または厚手の鍋)に白菜を敷き詰め、
その上に手羽元と漬けダレをすべてのせます。
仕上げ用の
バター(大さじ2)**をのせたら準備完了。

白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮

中火にかけて「ジュッ」と音がしてきたら、弱めの中火にして約10分。
そのまま弱火でさらに20分ほどじっくり蒸し煮にします。

白菜がしんなりしてカサが減ったらOK。
ふたを開けると、味噌とバターの香りがふんわり広がります。

仕上げと盛り付け

全体に火が通ったら完成!

器に盛り付け、青ネギ(小口切り)をふって仕上げます。
味噌のまろやかさとバターのコク、
そこに手羽元の旨味がしっとり溶け合う、やさしい味わいです。

白菜と手羽元の味噌バター蒸し煮
ちょい足しアレンジで味変するには?

よくある質問

Q1. 手羽元は下茹でしないとダメですか?
A1. はい、下茹ではしておくのがおすすめです。
茹でると出る白い泡(アク)は鶏肉のたんぱく質や血液成分が固まったもの。これを取ることで臭みが消え、味噌やバターの風味がより引き立ちます。
仕上がりもすっきり上品になります。

Q2. 白菜はどう切るとおいしく仕上がりますか?
A2. 白菜は芯と葉を分けて切るのがポイントです。
芯は火が通りやすいよう斜め薄切り、葉はざく切りでOK。
芯の甘みと葉のとろけるやわらかさがバランスよく引き立ちます。

Q3. 味噌はどんな種類を使うと合いますか?
A3. 合わせ味噌や、やや甘めの味噌がおすすめ。
コクを出したいときは赤味噌を少し混ぜても◎。
味噌によって塩分が違うので、最初は控えめに入れて味見しながら調整すると失敗しません。

Q4. 残った味噌バター蒸し煮は保存できますか?
A4. はい、保存できます。
粗熱をとってから保存容器に入れ、冷蔵で2〜3日・冷凍で約2週間が目安。
温め直すときに少し水や牛乳を加えると、まろやかでスープのような味わいになります。

Q5. 味が濃くなってしまったときの調整方法は?
A5. 少量の水や牛乳を加えてやさしくのばすのがコツ。
白菜やしめじなどの野菜を足すと、自然な甘みと旨味で味が整います。
再加熱の際は、**味噌とバターのコクをいかす“ひと口味見”**を忘れずに。

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Tomo Kitchen’s Ingredient Notes

トモキッチンの食材メモ

◆冬においしい葉物野菜
冬になると、食卓に欠かせないのが葉物野菜です。
その中でも特に親しまれているのが「白菜」。
鍋や煮込み料理に欠かせない定番野菜ですが、実はそのやさしい味わいの中に、
たくさんの栄養と季節の知恵がつまっています。

白菜は、水分をたっぷり含んだみずみずしい野菜で、100gあたりおよそ14kcalととても低カロリー。
それでいてビタミンC・カリウム・食物繊維など、体を整える成分がしっかり含まれています。
寒さが厳しくなる冬には、白菜が霜にあたって甘みが増し、
加熱するととろっと柔らかく、ほっとする味わいに変わります。

農林水産省の特集でも紹介されているように、葉物野菜は私たちの食生活を支える大切な存在。
小松菜、ほうれん草、チンゲン菜など、葉の部分を食べる野菜はどれもビタミンKや葉酸、鉄分を含み、日々の食卓で不足しがちな栄養を補ってくれます。

特に白菜は、クセが少なくどんな味にもなじむ万能野菜。
味噌バターで煮込めばコクのあるおかずに、
スープや鍋では野菜のうま味を吸い込んで全体をやさしくまとめてくれます。
芯と葉を分けて切ると火の通りが均一になり、
芯のシャキッと感と葉のとろける甘みを両方楽しめます。

葉物野菜は、どれも“日常の元気をくれる存在”。
季節の移ろいを感じながら、寒い日にはあたたかい煮込みで、
やさしい甘みをゆっくり味わってみてください。

参考:農林水産省|特集 冬もおいしい葉物野菜

Comforting Stews for Everyday

毎日食べたい、あったか煮込み

トモキッチン
平日の夜、ふっと肩の力を抜いてキッチンに立つ——そんな時間を大切にしている“仕事帰りのごはん男子”です。このブログは、2019年に趣味で始めたレシピ記録がきっかけ。
現在は奥さんとアメリカで生活しながら、日々のリアルな「仕事終わりのごはん時間」に寄り添うレシピを発信中です。そして、日本とはちょっと違う食材や味付けにもチャレンジ中。
大好きな食べ物はラーメン!それも、ニンニク&アブラマシマシの二郎系推し。でも平日は、時間と体にやさしい“ちょうどいいごはん”を研究してます。